更新日 09/13
こんにちわ、名古屋の花屋・丸の内フローラです。
2010年の開店より使用しておりますドットインパクトプリンター(写真下)エプソンVP-1850
写真のようにクロネコヤマトの伝票印刷に重宝しています。
大きいのは非常に難点ですが!
最近、WP-1850の印字ズレがひどく直すことにしました。
前回も挑戦してました。
VP-1850からカートリッジを外します。
カートリッジを取り出し、ふたを開けます。
VP-1850のインクリボン。
なんでかこれがメビウスの帯のようにひねりが加わっております。
そのため時々印字のドットが当たっているのに黒くインクがつきません。
良く見ると、ねじれ発見。
ねじれを直します。
これは印字ズレに直接関係ありません。
さて、ここからが本題。
VP-1850の印字ズレ(印字すべり)についてはサイドのローラーを使用している場合には
位置調整を行いますが、丸の内フローラのようにまったく単体のクロネコヤマト伝票を
再度の穴を使用せずに使う場合、ローラーとの摩擦が重要となります。
↓VP-1850の用紙ローラー↓
最初は色々と水を含んだ雑巾で拭いたりすると暫くは良いのですが
そのうちすぐにクロネコヤマト伝票は滑ります。
これを克服するには相手を知ることから始まる!!!
と言うことで色々知人に問い合わせるとどうも印字ローラーの材質に問題があるのではにゃあか、
との問題にぶつかりました。
通常の印字ローラーはゴムとプラスチックを混ぜ合わせたハードながらちょい弾力性のある
耐久性とグリップ力を備えたものがあります。
問題は・・・VP-1850の年齢と経年劣化。
EPSON VP-1850
1999年2月発売。
私の購入したVP-1850はいつ製造されたのかわかりませんが、10年近く経っていることも考えられます。
一般のインクジェットプリンターに比べ長寿命ではありますが各部の経年劣化は否めません。
プラスチックゴムには何が効くのか??
もう10年前の印字ローラーはカチカチです。指で触れば更に指の油でツルツルに。
私はこのときに知ったのですが、バイクのレースに際し、タイヤと路面のグリップを
高めるためになんとアンメルツをタイヤに塗るそうです。
瞬間的なグリップが高まる!らしいのですが・・・・
近くにアンメルツもないし、瞬間的では困る。
で、最終結果。
耐水ペーパー600番
印字ローラーを削る。と言ってもかるーくですよ。
これにてVP-1850の印字ローラーのグリップ力は格段に上がり
印字ズレはなくなりました。
また許容範囲内の印字ズレについての対応は
印字の文字の大きさを調整することで解決。
ドットインパクトプリンターは基本的にインクジェットのプリンターと異なることを
前提で使わないといけないと思います。
また定期的に軽く耐水ペーパーで印字ローラーをこすることで
数年はお世話になりそうです。
あまり強くこすると直径が減ってしまいますのでご注意です!
VP-1850の後継機、
VP-1900が出てたんですね。
20世紀のデザインは21世紀になってもあまり変わらない。
これも業務用っぽい。
今日はインパクトプリンターのメンテナンス日記でした。
名古屋の花屋・丸の内フローラ