更新日 2/27
こんにちわ、名古屋の花屋・丸の内フローラです。
昨日の日記の続きです。
花屋に税務調査が入りました
■税務調査2/23 調査2日目 午前中■
税務調査 税務署員さんは2日目9時、会社の倉庫へやってまいりました。
この時
・税理士さん
・私
・税務署員さん
この3人で2日目はスタート。
昨日指摘をされていたレジのジャーナルで唯一不明だったジャーナルを探し出し
税務署員さんへ手渡します。
主にチェックするのは
・3月末
・一度に大量購入されたお客様
・単価の大きい商品
・現金の流れ
・領収書
を見ています。
私たち、丸の内フローラではお客様とのやり取りを
・レジ
・伝票
・メールのデータベース
主にこの3点で管理をしています。
年間約4000件にのぼる受注件数は一応紙ベースでも保存はしてありますが
何よりもデータベース検索は30秒以内にほぼ揃います。
正直、税務調査において不安があったのかと言えば、全くありません。
ただし、未経験の出来事のため確かに何が起こるのか、もし不手際でもあれば
追徴課税されるのか、心配ではありますが税理士さんへの依頼は
いつも真面目に行っています・・・・
前日から税務署員さんから
「X月Y日のこの伝票なのですが・・・」
と問いただされ、私がノートPCで検索。30秒後
「X月Y日のお客様の件は当日現場集金です、領収書はNO.0000です」
と答えられない回答がない。
昨日からこの問答をを30回も繰り返しているうちに
午前中は終了。
税務調査は2日と聞いているがあと半日、夕方まで頑張ろう。
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昼食後13時より2日目午後の調査開始
ところが、ほぼ片付け始めている?
そこでもう一人の税理士さん登場。
あーでもない、こーでもないとお話をしているうちに
14時半で終了~
結果:修正なし!
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今回の税務調査における考察
・お花屋さんは基本、現金商売でザルのように見えやすそう
・現金のちょろまかしをしていそうな年度末・年末を調べる
・大口取引の金額や名前と注文主が異なる場合の調査(コピーを取っていました)
今回、当社への調査は誰からのタレこみでもなく単純に数期黒字から
調査に来られたものだと思いました。
また弊社の場合は社員もおり、私がお店のレジを打つ確率は1割弱。
スタッフがいながら私がちょろまかしていれば、いずれはスタッフの
不正も出てきてしまうかもしれない。
正論ですが頂いたお金はしっかりとレジ管理を行う。
それと年々減少しつつある現金取引はますます減少の一途を
辿り、さらに明朗会計になると思います。
巷のお花屋さんはどうなんだろう。
私、真面目に経営しすぎで儲からないのも正直なお話。
更にスタッフに社会保険・厚生年金を全員につけることで毎月売り上げがあっても
なくても社会保険料は容赦なく天引きされます。
年間ともなれば・・・・一人あたりの年収以上の金額です。
お花屋さんの利益をもう一度考え直さなければならないのでは・・・
そもそものお花屋さんが出すお客様への金額を、例えば1万円だとすれば
その中には
・税金
・家賃
・自分の給料
・スタッフの給料
・社会保険料(含・厚生年金)
・労働保険
・雇用保険
・駐車場代
・電話代
・水道光熱費
・プリンタのインク代
など等
↑利益から支払われる金額
お客様へお値打ち提供することは良いことです。
他の花屋さんが下げているからうちも価格を下げよう。
そうじゃない。
お値打ちとは、値段に対し商品の価格・サービスがお得に見える事。
つまりサービスという付加価値を付ければ安売り合戦になることもありません。
安売りをすることで、利幅が減り、雇用環境は良くなるわけもありません。
お客様はお花の事を考え、決定し、購入するまでのプロセスの中で
どれだけ満足を得られるかを考えています。
最近、社会保険加入がどんどん厳しく指導されるようになったようです。
どんどん厳しくしていいと思う。社会保障のために。
その分やっていけなくなったお花屋さんは仕方なくでも値上げをして
世間でのお花の価格を本来の適正価格にするべきではないでしょうか。
もちろんお花は高級品です。
更に高級品になってしまいます。
私はスタッフに保証もなく働かさせるわけにはいかない。
日頃の車検をユーザー車検に変えたり、社内の経費削減をしても
社会保障を守り、安定した雇用と着実な成長が出来るようにしたい。
理想と現実の狭間で、すこしでも理想に近づける。
税務調査からお話がずれてしまいました。
今度税務調査が入るのはいつか?
また修正申告無しで終われるように日々頑張ります。
名古屋の花屋・丸の内フローラ